時事コラム
☆サイト『ライブドアニュース』2019年10月の記事より
https://news.livedoor.com/article/detail/17280396/
☝・・・先日、ネットニュースを読んでいたら、なかなか興味をそそることが報じられていました! そのタイトルは「カニのクレーンゲームに非難殺到@シンガポール」。
今回はこいつをお題に駄弁っていこうジャマイカ。
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☝・・・さて、こちらが非難殺到したという「生きたカニのクレーンゲーム」。 ピンク色の筐体に、ディズニーorピクサー風のカニが「come & catch me」というキャッチコピーと共に描かれるなど、なかなかファンシーな雰囲気のクレーンマシンである。
このクレーンゲームはシンガーポルの料理店が設置したもので、プレイ料金は日本円で約400円ほどかかる。 そして見事キャッチできたら、お店がそのカニを料理として提供してくれるのだとか。
一見問題なさそうに思えるこのクレーンマシーンは、ひとたびSNSにアップされるや非難が殺到、そこに動物愛護団体が介入して当局を動かし、ついにこの筐体は撤去へと追い込まれた。
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むむー。 そもそもカニは食べられるために店頭に並べられていたということだよねぇ? そこにクレーンゲームというアミューズメントの要素を加えてみた、というのがこのお店の趣旨であったハズだ。
わたしはシンガポールという国について詳しくないのだけれど、この国は確か華僑・・・中国系の民族の割合が多いと記憶している。 そんな華僑の多いシンガポールでは、カニをクレーンゲームの対象にするということが、それほどに悪いこと、可哀そうなことだと認識されているのだろうか?
食べるために捕獲された、ありふれたカニだというのに。
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(・ω・)(・ω・)(・ω・)
シンガポールのお国事情は置いといて、わたしはこの件に関連して思い出すものがある。
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☆高知県にて
☝・・・それが、「金魚すくい」ならぬ、「うなぎすくい」だ。
今わたしは「うなぎすくい」と言ってみましたが、これはわたしが勝手に言っているものであって、こういった屋台の通称はよくわかりません。
こういった屋台(仮設店舗)は、日本各地で行われる祭りに伴う出店であり、お客にうなぎを釣るという娯楽を提供するかわりに、料金をいただくといった営業を目的としたものだ。 こういった「うなぎすくい」的な屋台/出店は、主に西日本の一部で見られるようですね。
はえー! こんなのあるんだ! @@ ・・・と、関東民のわたしは初見のときに大いに驚いたものです。
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☝・・・こんどは側面に回り込み接近、ズームイン。
うなぎがわらわらと泳いでいます。 そこに釣り糸を垂らす女子キッズ。
ここでの遊び方はどのようなものかというと、店の用意した釣り竿・釣り針を用い、制限時間内でうなぎを釣ることが出来たら持ち帰りできる、といったものではなかったかな。 気になるお値段は、確か500円位だったように覚えています。
お店の店主は団扇を仰ぎながらニコニコと笑みを浮かべ、余裕の観戦。 その背後には、 「けっして不可能ではありませんよ!」 と暗に主張する成功時の写真が、これでもかと並べて張り出されてある。
とはいえ、やはりホイホイとうなぎが釣られていては出店の経営はおぼつかない。 そのためだろう、このとき居合わせた女子キッズは 「あぁ、 喰いつかないなぁー orz」 といった、ちょい諦め気味な感じでしたねぇ。 どんまい!
(*´ω`)
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☆『フルボッコヒーローズ』より
☝・・・話をカニクレーンの件に戻してみよう。
もし、「生き物を使った遊戯、娯楽」すべてが悪いことだとするならば、先ほどの「うなぎすくい」はもちろんアウトだし、さらに多くの人が楽しむ「金魚すくい」も悪の認定をされてしまいそうだ。
ま、こんにちの日本ではそういった意見は少数意見であって、ただちに禁止されるとか、そういったことは決してないだろうけれど、反対意見の声の大きさいかんでは、やがては自粛・禁止へと至る方向に流れは変わっていくかもしれない。
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☆『遊戯王カード』シリーズより、伝説のフィッシャーマン
☝・・・わたし的に、「本質的に人間とは、生き物を捕まえる系の行為は楽しく感じるものだ」と思っている。 その理由は、人類に「狩猟・採収の本能」が備わっているためだ。
子供が意味もなく昆虫を捕まえたり、ドングリを集めたりするするなどといった遊びも、そういった本能が背景にあるだろう。
有名なテレビ番組『いきなり!黄金伝説』における、お笑い芸人・よゐこ濱口さんの決め台詞・「とったどー!」も、人間の持つ狩猟/漁労の本能と、その収穫物に対する歓喜を端的に表現している。
このように、人間の行う動植物へのハントは根源的なものであり、そこの部分は否定しえないだろう。
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☆『聖剣伝説3』より、フルメタルハガー
☝・・・生きたカニがクレーンゲームの景品になること、そのことに対する心の痛みのようなものは、残念ながら私には持ち合わせていないようだ。 多少の理解はするけれども。 そう断言してしまうくらいに、カニやエビといった海洋の甲殻類は食品であるといった観念が私には強い。
そもそも、カニクレーンゲームの一件が虐待であるのならば、シンガポールは国を挙げてカニはもとより、甲殻類全般を食べずに保護せんかーい!w ・・・と、そう言いたい。
「酔っ払い海老」とか。 ああいった美味しい料理も極悪な虐待ということになるけど・・・いいのだろうか。
ペットや希少自然動物を除いた、生き物全般に対しての過剰なまでの愛護の主張は、ちょっとわたしには理解しがたいものがある。
(つづく)
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