☆『ヤフーニュース』2019年1月の記事より
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190120-00555419-shincho-ent&p=1
☝・・・NHK大河ドラマ「いだてん」の視聴率が振るわないようだ。 今回はこの話を・・・。
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☝・・・いまいち人気が出ない「いだてん」のようですが、わたし的にはけっこう楽しく見れています。
とはいえ、いつもの日曜・夜8時の大河ドラマといえば戦国か幕末ものでしたからね、今回の近現代ものの大河に違和感を感じている人は多いようで・・・。
ま、ぶっちゃけ わたしもそういった違和感は感じていますが、w、3話あたりになってその違和感は徐々に薄れてきたように思います。 それとともに、時代にあわせたセットや小道具、役者さんの髪型・衣装などが面白く感じられており・・・。
特に、3話の列車で見かけた女性の衣装・髪型や(美人さんでしたね)、浅草「凌雲閣」のCG、蒸気機関車と自転車とを並べて走らせる場面など、他局では見られそうもない大がかりなシーンを見て 「さっすが大河、カネ(製作費)掛けてんなぁー @@」 と感じ入ってしまったよ。
昔から「近現代(明治~昭和初期時代)のドラマ撮影・映像化は困難」と言われていますからね、そういったことを現在の技術はどうクリアしているのか、といったところも見どころなのではないでしょうか。 よくよく注意して映像を見てみれば、役者さんと背景の映像を合成する技術が多用されているように見受けられます。
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つづいて、
☝・・・つづいて、大河ドラマの魅力の大きなひとつと言えるがオープニングテーマだ。
今回のオープニングテーマ、初聴では 鼓のポンポンポン♪という音がやけに奇異に感じられて、なんだかなぁ・・・と思いましたが、w 耳が慣れてくると、軽快で調子のよい鼓に合わせた明確な主旋律にはおおらかな伸びやかさが感じられますし、これはこれで、大河ドラマのテーマ曲としてふさわしい良作と言えるのではないでしょうか。 てゆうか、この楽曲は「あまちゃん」に通じるものがありますね。
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☝・・・ちなみに、私好みの大河のオープニングテーマは何かと聞かれれば、「花燃ゆ」と答えておこう。 この大河の内容はイマイチでしたが、w、このオープニングテーマだけは大好きでした。 2番目は去年の「西郷どん」。 挿入される沖縄民謡がイイ! そして、3位は「篤姫」です。
・・・大河のオープニングテーマ曲はどれも良作揃いで、好きなものばかりなのです。
(`・ω・´)b
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今度は少し文句を言わせてもらおう。
☝・・・文句を言わせてもらうなら、まずキャストについてひとこと言いたい。 もう少し、若手を起用できなかったのかな?と。
中村勘九郎さんは演技力のあるベテランかもしれませんが、もうちょい若手が良かったかな。
また、ヒロイン役の綾瀬はるかさんは「八重の桜」のときの印象が強いですし、”大河を視聴する層”的に、これまた別の女優さんで良かったのでは。 新鮮味があまり感じられないといった印象かなぁ。
勘九郎さんも綾瀬さんも、どちらも嫌いな役者/女優さんというワケではありませんが・・・そう思ったのです。
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☝・・・文句のついでに、このタイトルロゴについても触れておこう。
少し不気味だと思いません?w 回転する足が。
そう感じるのは私だけかなぁ。 何故に嫌悪感を抱くのか、言語化するのが難しいですね。 「三脚巴」といって、古代欧州由来のデザインらしいですが・・・ハーケンクロイツの変形のようにも見えますしねえ。 どうなんでしょう。
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つづいて、
☝・・・つづいて、今回の大河でわたしが主人公よりも気になっているのが「天狗倶楽部」の逸話だ。
これって、往年のマンガ『魁!男塾』の元ネタになった団体だったのですね・・・!
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☝・・・「いだてん」3話の終わりに逸話が紹介されていましたが、「男塾名物・直進行軍」的なことを「天狗倶楽部」はしていたと・・・w
「民明書房」は天狗倶楽部のことを注記していたかなあ? ・・・知らなかったー!
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☆『ペルソナ』シリーズより、葛葉ライドウ
☝・・・思えば、天狗倶楽部の人たちの「バンカラ」とは、今となっては異世界の文化スタイルですよね(応援団といった、ごく一部に受け継がれているようですが)。
なお、「バンカラ」とは、「ハイカラ」の対極に位置するものであって、粗野な様を指すようだ。
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「バンカラ」について、ここでちょっと脱線話を挟もう。
☝・・・いつだったか、わたしは岡山市を訪れたことがあった。 その駅前の広場では有名な桃太郎像が旅人を出迎えてくれて、そこでは岡山らしい風情を感じることができる。
そんなところ、桃太郎像とはやや離れた場所に何やら別の像が立っていて、わたしはそれを興味深く眺めたことを覚えている。
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「青春感謝の像」・・・と、それはいうらしい。 古き良き時代の、バンカラ風の若者が屹立する姿の銅像だ。 その碑文の文言には、
『・・・3年間の六稜生活は弊衣破帽、文武両道に励み、時に街頭に出て校歌放吟することもあったが「六高マン」の愛称で温かく見守られた。 ここに感謝の誠を捧げるとともに21世紀に向かって日本の将来を背負って立つ君たち若人にこの像を贈る。・・・云々』
『胸に無限の覇気あらば、守れ不屈の意気の香を』
・・・このように刻まれていて、今でもうっすらと覚えているのだから、当時の気風に触れ、何かしらの感銘を受けたことを思い出します。
「バンカラ」集団の目指した場所・境地とは、どういったものだったのだろう。 「天狗倶楽部」をはじめ、こういった人たちへの、ドラマで下される歴史的な評価が気になるのです。 ドラマとは虚構そのものですが・・・それでも一つの見解として、世の中に一定の影響を与えることでしょう。
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脱線から戻ります。
「いだてん」は基本的に見れる。おもしろい。 そう感じる一方で、今回の大河は、やはりどこかで「別枠のドラマが滑り込んできた」といった印象がぬぐえません。 NHK朝ドラが大河の枠でも放送されている、とでも例えればわたしの心情が分かってもらえるでしょうか。
どうしてこんな不満があるのかといえば、それには心当たりがあります。 ・・・ええ、この際ハッキリと言ってしまおう。
極端なことを言えば、わたしを含めて歴史好きという人種は、特殊な嗜好・欲求を持つ生き物なんです! w
つまり、「俳優さんを、武将姿として見たい!」という欲求があるということです。
欲求・・・それは私にとって「want」ですが、それが「need」だという人もいるでしょう。 そういった欲求が今回は満たされないので、悶々としてしまうワケよw
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☆「天地人」より、徳川家康役・松方弘樹さん
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☆『真田丸』より、直江兼続役・村上新悟さんと真田昌幸役・草刈正雄さん
☝・・・ここに「ハマリ役」という言葉がある。 これは、基本的に現代ドラマには当てはまらない言葉だと私は思う。
「ハマリ役」とは、①歴史上の人物の個性に、 ②役者の個性・演技力・演出が加味されて表現されて、 そこに ③一般大衆/視聴者の支持・賛同 が合わされて生まれる三位一体のもので、①②③のどれか一つを欠いても「ハマリ役」とはなり得ない。
それを踏まえると、今回の「いだてん」では、みなが知っていて、「これぞ ○○(人物名)だ!」 というような人物は登場するのだろうか?
それについては、加納治五郎役の役所広司さん、志ん生役のビートたけしさんなどの名前が挙がるかもしれないけれども、役所広司さんは見た目が文人風(剛毅な感じがしない)、ビートたけしさんはご本人そのままといった印象なので、失礼ながら「ハマリ役」とはいえないのではないでしょうか、現状。
わたし的に、いまは「いだてん」の中に「ハマリ役」を見いだせませんが、気長に待っていればそのうちに現れるのだろうか。 ・・・もしそうだとしたなら、生田斗真さんかな。 演じる三島弥彦という人物の知識もイメージも、まるでありませんが!w
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☝・・・2019年に始まった大河ドラマ「いだてん」。 最近では扱わなかった近現代ものの大河ということで、つい言いたい放題言ってしまいましたが、w、ふつうに見る分には面白いですし、これからも視聴し続けていきたい。 友人・知人との会話のタネにもなりますしね。
(つづく)
※この文章はブログ主の見解です。
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