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前回のつづきです。
☝・・・2ちゃんねる系サイトで酷評された天野喜孝さんですが、わたしの中ではいまだ過去の作品の数々が記憶の中で光を放っています。 ってことで、今回は天野さんのそういった作品を見ていくことにしましょう。
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天野喜孝さんのゲームにおける象徴的な作品と言えば、なんといっても『ファイナルファンタジー:FF』シリーズ、ですよね。
☝・・・代表的な例として、FF6より。
と、世間ではこのような評価が固定しているのでしょうけど、自分はそれに若干の違和感を感じます。 と、ゆうのは、ゲーム内におけるキャラ(キャラチップ)と、パッケージなどで天野さんの描かれたキャラ、それらに大きなギャップを感じるからです。
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☝・・・こういったキャラチップによるイベントがあまりにも多かったためでしょうか? FFのキャライメージといえば天野さんの絵とゆうよりも、こういったものが印象として残っているとゆうことが正直なところ。
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じゃあ、天野喜孝さんの絵を象徴するゲームって、いったい何だと思っているの? と聞かれれば、わたしはまず第一に『フロントミッション 初代』を推すでしょう!
※以下、最重要ネタバレはありませんが、一部ネタバレがあるのでそのあたりはよろしくね。
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☝・・・フロントミッションとは、家庭用ゲーム機がスーファミ一強だった時代の後期、1995年2月にリリースされたゲームのことで、ジャンルはシミュレーションRPGだ。
SFCによる売り上げ本数はネットを検索したところよくわからず、スクウェア社的にはマイナーヒットの部類だと思われるが、独特で魅力的なそのゲーム内容は一部のゲームファンの心を強く捉えた。
このゲームはロボやメカといった要素・属性を持っていて、近未来SF、またはミリタリーに関心のある人たちがコアファンだと言えるが、加えて、当時ゲーム界において名声をほしいままにした天野喜孝さんのファン、シミュレーションRPG好き、そしていわゆるスクウェア信者がこのゲームをプレイしたものだった。(かくゆうわたしもシミュレーションRPG好き、そして広い意味でスクウェア信者だったと言えるだろう。)
当時プレイをし、クリアしたときの感想は今となってはあまり覚えていない。 ただ、ゲーム好きの友人たちが一様に「重い…」と言っていたことに共感したことだけは覚えている。 とゆうのは、当時のわたしは敵とのバトルが楽しければそれでいい、ストーリーは二の次! などと浅はかなことを考えていた。
だから、ストーリーの細部はすっかり忘れてしまった。 後に残ったのは、ヴァンツァーをセットアップして敵を撃破していくとゆうゲームの面白さと、バトルを煽るようなBGM、天野喜孝さんのキャラ、そしてゲームにおけるいくつかの名場面、これだけ。
残ったものがそれくらいだったけれど、それがキラリと光っていて、いまだに色あせていません。 そして時が経った今、改めて思うのは、「このストーリーを、当時SFCのゲームで、子供向けに作られたってことがすげぇな!」とゆうことです。
「2」をはじめとする続編の評価が芳しくなく、このシリーズは途絶してしまったようで残念だけれど、それもキャラクター、BGM、ストーリーなどあらゆる点において「初代」が飛び抜けて完成度が高かったからかもしれない。 それほどの名作だと思う。
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☝・・・『フロントミッション 1st』のパッケージ絵。 こちらはPSのリメイク版とゆうことで、2003年に天野さんは新たなパッケージ絵を描き上げた。
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☆『The Evils of War』
☝・・・ようつべの動画より。 この音楽が耳に残るんですw
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と、ゆうことでフロントミッション初代のキャラ絵をメドレーに乗せ、見ていきましょう。
まずは仲間となるキャラクターたちから!
☝・・・(左から順に)主人公のロイドと婚約者であるカレン、そして部下のサカタ。 物語は婚約者が消息不明になるところから始まった。
☝・・・自軍・キャニオンクロウの中核となるメンバーたち。 秘書官的な役割のナタリー、そして賞金稼ぎに目がない傭兵のキースにJJ。
☝・・・新聞記者のフレデリック、格闘の破壊天使ヤン・メイファ、そして補給車のピウィー。 ピウィーは専用のテーマ曲があって、いいキャラしていたねぇ。 いまでいう、ゆるキャラ的な立ち位置。
☝・・・老兵のアルダー、神父のポール、そしてハッカーのハンス。
ヘッドギアを装着したハンスの見た目にリリースされた当時は違和感を感じたけど(当時はインターネットが普及していなかった時代だった)、今日ではウェアラブル端末などの開発が進んでいるようなので、こういったヘッドギアも未来においては十分あり得ると思う。 慧眼ですね~
☝・・・闘技場・賞金稼ぎのグレゴリオ、民間人のモーリー、そして敵方脱走兵のヤン・イーヒン。
ここではモーリーに注目。 ここのゲームにおいて、仲間となる数少ない女性キャラクターの一人が40歳前後のオバちゃんですよ!? ・・・女の子キャラが不自然なほど多い現在の水準からすれば、かなり異色ですよね。
☝・・・物語の後半において仲間になるキャラクターたち。 正規兵から転入してくるポルンガとボビー、そして歴戦の兵士ラルフとテロリストのゲンツ。
☝・・・上司筋にあたる方々。 直属の上司であるオルソン大佐と最高責任者のブレイクウッド将軍。 彼らを操作することはできない。
☝・・・味方モブ。 ターミネーターが一体混じっているような気もしますが、それは気のせい。w
☝・・・店のオヤジ。 新たな機体・武器を購入する際、セットアップしてくれるので裏方的な仲間ともいえる。 パーツを購入するごとに「テンキュー (注:thank you)」と発声し、その声はおっとりとしたマイルドさで、モッサリとした風貌とのギャップがまた面白いのだ。
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こんどは敵となるキャラクターをご紹介。
☝・・・敵の代表こと、ドリスコル。 ニヒルで冷笑・冷血な性格。 初戦ではこの男の乗るヴァンツァーに圧倒的な強さを見せつけられた。
☝・・・つづいて、部隊・「地獄の壁」メンバー。
隊長のグリーグとその部下であるデイブ、ジョシー。 彼らとの激闘はこのゲーム・序盤におけるハイライトだ。
☝・・・先の「地獄の壁」メンバーのつづき。 リーバス、ゲッタ、ミリガン。
グリーグ:「俺に当たったのが不幸だったな!」
デイブ :「虫けらどもが!」
ジョシー:「いい度胸だぜ!」
リーバス:「オーケィ、ベイビィ。相手してやるぜ!」
ゲッタ :「ビビってんじゃねぇ!」
ミリガン:「これが64機動戦隊の力だ。」
・・・などと、彼ら一人一人は短いながらも印象的なセリフを吐き、モブキャラでない敵部隊と戦うことの楽しさを教えてくれたのです。
☝・・・敵対国・USNの将、カークランド。 ぶっとい首に眼帯と、夏候惇を彷彿とさせるかなりのコワモテ。 この将の立て籠もるフォートモナス要塞、そこでのバトルはゲーム中盤における集大成となる。
☝・・・いわゆる軍産複合体の面々。 サカタインダストリィの会長と社長、そしてブラウン博士。
ストーリーに起承転結を当てはめてみれば、「転」以降は政商と戦争に関する問題をこのゲームは扱うようになる。 すべてが経済に帰結する社会の醜さ、デリケートで複雑な社会事象、そしてその中で翻弄される一個人の苦悩。 こういったことに触れ、ゲームをする子供たちに訴えたゲームが当時ほかにあっただろうか? その辺りにこのゲームが名作と呼ばれるゆえんがある。
☝・・・敵モブたち。
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ここからはバーやコロシアムにいる、その他のキャラクターたち。
☝・・・う~ん。 その他のキャラとはいえ、なかなかの見ごたえなのです。
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と、長々としてしまいましたが、以上がフロントミッション初代における、天野さんのキャラ絵でした!
途中途中に記したように、フロントミッションはわたしの好きなゲームで、その中の天野さん絵もお気に入りなのです! (^ω^)
(つづく)
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返信削除日々萌え絵に毒されつつあるわたしも天野氏は苦手分野ですが、それでも
FFタイトルロゴに加わるシルエットは氏ならではの世界観かなと思います。
氏の名前を聞いて真っ先に思い浮かぶのがFFではなくタイムボカン系の
デザインだったりするのですが(意識して観ていたとかじゃなく経歴を
知って驚いた系ですが)それ以降サブカル系ではなくアート系に軸足が
振れながらもサブカル系に籍を置いているって感じですかね。
タイムボカン系のことを思い出すとメカの御大、大河原氏などもついでに
連想されてシミジミとするのですが、昨今はぴくしぶからいきなり大物が
誕生したりと時代の流れにまで思いが巡ってしまうのでした(´・ω・`)
こんばんは!
返信削除自分もSGをはじめ、いくつかオンゲに触れてきたので萌え絵にはかなり毒されていまして…。 ちょっとやそっと、キャラが肌色面積多くても違和感を感じないほどに症状は進んでいますw orz
その萌え絵の対極とも言えるのが天野さん絵で、今回酷評された訳ですが、その真相は要するに「魅力的な女性キャラクターがいない!」ってことにあるのかもしれませんね。 ラフな感じの天野さん絵は昔からあったように思うので。
スクエニ社も天野さんに「いま流行りの萌え絵を描いてください!!」と、強くはさすがに言えなかったのでしょうw
最後に…ピクシブの大物とはどなたですか? (・ω・)?