2019年3月28日木曜日

【オンゲ】スクエニ社のブラウザゲーム、相次いでサービス終了を迎える!

オンゲ全般コラム






☝・・・今年に入って、スクエニ社の各種PCブラウザゲームが相次いでサービス終了の発表をしていますね。 今回はこの話を・・・。


その中には、『ブレイブリーデフォルト プレイングブレージュ』、『ドラゴンクエスト モンスターパレード』など、個人的にそこそこ、一時ガッツリ遊んだゲームも含まれているので、とても残念に思います・・・。


特に、『モンパレ』の方は・・・ 最近では『IXA』と併せて楽しんでいたので、突然のサービス終了のお知らせには驚かされ @@;







「オンゲーなんて、単なるデータのガチャ販売だし、いずれサービス終了するのは明白なんだから、そのことについてグチャグチャ言うのは馬鹿」・・・といった冷めた意見が世の中にはあるようだけれども、それはあまりにもゲームに対する愛が無い人の意見であって、わたしはそうとは思わないし、思えない。


オンゲのプレイヤーには、自分なりの編制、あるいはキャラクターを「育てる」という意識がどこかにあって、ある種ペットを飼っているような、あるいは手の込んだ盆栽/園芸をしているようなこととそれはどこか似通っている。


オンゲのサービス終了について、本質的な問題はやはり、「自分がコツコツと大切に育ててきたものが、ある時ふいに、他者の一方的な都合によって奪い去られる」といった、やり場のない感情だろう。


その時の感情は、ある人は怒りを、ある人は悲しみを、ある人は虚しさを掻き立てられて、今まで楽しんできた思い出を帳消しにし、むしろマイナスなのでは? などと思ってしまうほどだ。







それにしても、いつからわたしたちはオンゲなどというものを遊ぶようになったのだろう。 ・・・そもそもオンゲとは、「ガチャ」を象徴としたある種のギャンブル性を持っており、射幸心を煽る仕様となっていて、その主なターゲット層はパチンコ・パチスロを遊ぶ人たちであると言われていて、「ファミコン・スーファミ・プレステ1~3をメインとした、家庭用ゲーム機をこよなく愛してきたゲーム好きの人たち」とは基本的に層が異なる。


つまり、オンゲ全盛の今のゲーム業界とは、「ゲームでキャラを育てるのが好き」などといった「家庭的でコツコツ型のゲーマー」が楽しめない世の中に、いつの間にかすり替わってしまっていたのだ。 換骨奪胎のごとく。







コツコツ型のゲーマーは、今こそ立ち上がるべきだ。 射幸心を第一としたゲーマーと一線を画すために。 それは、オフラインゲームへの回帰もその選択肢の一つであるだろうし、あるいは、「eスポーツ」などといったゲーム性の違うものに触手を伸ばすのも一興だ。 もしくは、もっと多様な余暇のあり方、趣味に目を向けるのもいいだろう。


わたしは馬鹿で未練を引きずるタイプなので、『戦国IXA』だけは続けつつも、それ以上のオンゲに手を出すのはやめておこうかな。 もろもろに費やされるお金、そして時間がもったいないように思いますから・・・。
(´・ω・`)


(つづく)




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2019年3月21日木曜日

【時事/日本史】キャラ絵小話~戦国期の大地震について!

時事/日本史コラム


関連する前回
https://exp0stargalaxy.blogspot.com/2019/03/blog-post_9.html
ウシジマくん完結と、ダークな歴史人物について!









☝・・・そういえば、東日本大震災が起こって はや8年が経ちましたね。 今回は、これにちなんだ話を・・・。







(・ω・)(・ω・)(・ω・)




☝・・・わが国・日本の歴史を紐解くと、地震のことは古くは記紀に「なえ/なゐ(い)として記されており、いにしえの時代より避けられ得ぬ自然災害として恐れられてきた。


大地震は歴史的にみて繰り返し襲ってくるものであり、なかでも「巨大地震」クラスの震災は、おおよそ1世紀に1回程度の間隔で発生してきたことが地震史学の研究によって分かってきている。







☆『千万の覇者』より、織田信長


☝・・・なお、信長の生きた期間においては、特筆されるような大地震は無かったとされている。 同時代には筆まめな武将・公家・僧侶・文化人たちが日本各地で活動しており、彼らの残した史料に大地震の記録が見当たらない以上、無かったと考えるのが妥当だ、といったことがその理由だ。


しかし、信長が亡くなったしばらく後、日本史上屈指の地震が起こることとなる。







【天正地震】
それが天正13年(1585)の11月に起こった大地震「天正地震」だ。 天正といえば信長の創り出した時代であるが、彼はすでに3年前、「本能寺の変」によって他界している。


推定されている震源地は日本中部。 飛騨か美濃の国あたりで、マグニチュードは7後半~8程度ではないかと言われている(諸説あり)。 これは内陸地震としては相当大きな規模であり、平成30年(2018)9月に起きた北海道地震のマグニチュードが6.7だったことを考えると、ひときわ大きな地震であったということが分かると思う。







☆『戦国IXA』より、内ケ島氏理


☝・・・天正地震についてのエピソードで有名なのが、「帰雲(かえりくも)城と内ケ島氏の滅亡」だ。


稀に見る大地震は山々を激しく揺り動かし、至る所で土砂崩れが発生。 とりわけ帰雲山では大規模な山体崩壊となって、飛騨の国・白川郷を主な領地としていた内ケ島一族は城もろとも土砂に巻き込まれて滅亡してしまったのだ。


あるいは別説では、地震発生 → 山崩れの土砂が谷を埋める → 自然ダム湖ができる → のちに決壊して鉄砲水が発生 → その洪水に巻き込まれて滅亡 ・・・という説もあり、そのあたりは判然としていない。









☝・・・『グーグルマップ』より、岐阜県帰雲山の崩落現場。 ご覧いただいたように、ネット上の航空写真においても、天正地震によってできた山の傷跡が今日でもハッキリと見て取れる。


なお、滅亡した帰雲城には鉱山開発によって得られた金銀が蓄えられていて、それらも災害と同時に失われたのでは?と推測されることから、いわゆる埋蔵金伝説となっている。


埋蔵金伝説にはロマンがあるものの、いかんせん、肝心の帰雲城の場所がまるでわかっていないということもあり、本格的な調査はされず、手つかずのままに放置されているようだ。







☆『戦国IXA』より、山内一豊と千代


☝・・・天正地震について話をすすめよう。 帰雲城のほかに、この地震で知られているエピソードがある。 それが山内一豊・千代夫婦の被災だ。


そのころ、山内一豊は羽柴秀吉の部下として徐々に出世をしだした時期で、当時は近江の国・長浜の城主となっていた。 そこに大地震が起こり城は倒壊、一人娘の「よね」が巻き込まれて亡くなってしまったのだ。 記録によれば、揺れにより城の屋根が大幅にズレて建物が崩壊してしまったという、それくらいの規模の地震だったそうだ。







☆『戦魂~SENTAMA~』より、千代


☝・・・山内夫妻にとってよねは結婚8年目にしてようやく授かった愛娘で、それゆえに亡った悲しみもひとしおだったことだろう。 以降、彼らの間に子供は授からず、千代は捨て子の「お拾い」を、よねの生まれ変わりとして大切に育てることになる・・・。


このように天正地震とは、飛騨の国で山の大規模崩壊があったかと思えば、近江の国・長浜でも城が倒壊するほどの揺れ(→震度7相当)が観測され、また、北陸地方・日本海沿岸や伊勢湾・太平洋沿岸でも津波があったという史料があるなど、通常の内陸地震では考えられない規模の地震だったようだ。







☆『戦国姫MURAMASA』シリーズより、姫化したルイス・フロイス


☝・・・「天正地震」の激甚な被害があまりにも広範囲にわたっているあたりに、一部の学者はその史料の信ぴょう性を疑っているようだ。 とはいえ当時、日本各地で情報収集を行っていたイエズス会の宣教師たちがその被害を見聞きし、それを文筆の鬼才、ルイス・フロイスがまとめて正式な報告書にしている以上、そういった事実はあったものとして受け止めるしかないだろう。


いずれにせよ、天正地震とは、私たちが知っているパターンのものとは大きく異なる巨大地震であったことは確実だ。






(・ω・)(・ω・)(・ω・)


【慶長の大地震】
天正地震につづいてご紹介するのは「慶長伏見地震」・・・通称「慶長の大地震」だ。 秀吉の伏見城が倒壊したことで知られている大地震で、いわゆる戦国時代(正確には安土桃山時代)に起きた地震としては、こちらのほうがダントツに知名度が高いだろう。







☆『千万の覇者』より、豊臣秀吉


☝・・・地震が起きたのは文禄5年(1596)閏7月7日の深夜。 震源地は摂津の国、現在の宝塚市のあたりで、マグニチュードは7.5前後と推定されている。


あれ・・・なんとこの地震、「慶長」の名を冠するわりには、実は「文禄」年間に起こっているじゃないですかー! @@; なんちゅう誤解を招きやすい名称だ・・・。 しかも、震源地は伏見直下ではなかったのですね。


なお、平成30年(2018)6月に起こった「大阪北部地震」はテレビの報道などで「慶長大地震の再来」とも言われていましたが、地震考古学からすればそれは別の地震であると考えるようだ。 むしろ、慶長の大地震の再来といえば、平成7年(1995)1月に起こった「阪神淡路大震災」の方が当たっているのだとか。







☆『しろくろジョーカー』より、豊臣秀吉


☝・・・慶長の大地震は、新築したばかりで豪奢を極めた伏見城を無残にも倒壊させた。 秀吉や寧々といったVIPは一難を逃れたものの、城に詰めていた侍妾700人が圧死したと、ある文献にはそう書いてある。


その時の史料の一つを引用してみよう。


❝慶長元年閏7月7日、大坂に於いては午後8時より始まり、閏7月12日の夜半、一層甚だしく、事急にして人々家を出る暇なく、瓦の下に埋まれる者多し。 太閤殿下の宮殿は大廈高楼尽く壊れ、彼の千畳屋敷、並びに城櫓2か所倒れたり。 ・・・地震は半時間ばかりにして止み、死せる者600余人、・・・瓦礫の下に敷かる。 此の地震の起きるとき、大地鳴動し、恰も大海の翻り、巨濤の岸に触れて崩るるが如くなり。 云々。❞


・・・一部通説とは矛盾する内容を含んでいるものの、なかなかに実況的でリアルな文章描写であるね。







なお、大地震で怖いのが沿岸では津波、内陸の都市部では火災だ。 この時代、各家庭で使われるエネルギーは炭や薪といった時代であり、火種が町・城内の至る所にあった。


しかし、伏見城とその城下では、幸い大火事には至らずに済んだようだ。 地震の発生したのが閏7月と、暖を取る必要のない季節だったおかげもあるだろう。 それなので秀吉は城内の庭に屏風・陣幕を張り、屋根からの落下物の心配のない場所に仮の宿をしつらえて、余震の続く不安な一夜を過ごしたという。 このエピソードは熊本地震でテント生活をした人々の話を彷彿とさせて、なかなか興味深いですね。 人の心理・行動は時代が変わろうとも同じなのだな、と・・・。







☆『のぶニャがの野望』より、キャットう清正


☝・・・なお、この非常事態に活躍したのが加藤清正だ。 彼は朝鮮の役のいざこざで謹慎処分となっており、本来は外出禁止のところを、 「すわ、お家の大事!」 と迅速にガレキ撤去隊を組織して救出に向かったのだ。 その際、後から来た石田三成とその配下を伏見城に入れさせず、妨害することを怠っていない。w こういった意地の張り合い・足の引っ張り合いも、傍から見る分には面白いですね。


また、この震災で伏見城に一番乗りを果たしたのは細川忠興であったようですが、2番目に登城した清正の方が名を挙げている。 彼のこの時の活躍ぶりは「地震加藤」という通り名で称賛され、非常時にこそ活躍することで秀吉への忠誠心を示し、その信頼を勝ち得たのだ。







☆ゲーム『ワイルドカード』より


☝・・・ところで、さきほどの「慶長大地震」というのは、いくつかの前兆とも思える奇妙な現象が観測されている。 なんでも、大地震の2週間前から燃えるような赤い彗星が現れ、大坂の町に灰が降った、などといったことがあったというのだ。


もっとも、降灰は浅間山の噴火によるものと考えられ、もう一方の燃える彗星と大地震との因果関係は、科学的な見地からは否定される。







☆官公庁のサイトより、中央構造線の図


☝・・・それよりも重要なのは、この「慶長伏見地震」の3日前には伊予の国で大地震が発生していて、その2日後(慶長伏見地震の前日)には豊後の国で大地震が発生していて、その際には別府湾に大津波が押し寄せ、いくつかの島が消滅したと文献にはある。


つまり、伊予・豊後・伏見のこれら3つの地震は一つのセットであり、西日本の中央構造線がジワリと活動した結果の出来事だと言えるだろう。







☆サイト『痛いニュース』2011年3月の記事より
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1607172.html


☝・・・記憶に新しい東日本大震災でも、本震である宮城沖のマグニチュード9.0が起こった約30分後に茨城沖でマグニチュード7.6の地震が、そして数日以内に長野県、そして富士山直下で震度6の地震が起きるなど、東日本のあちこちに局部大地震が起きている。


気象庁の公式見解ではこれらの地震(→ 長野、富士山直下地震)は別個のものであり、東日本大震災との関連性は無いと言っているようだが、そんなバカな話は無いだろう。







(・ω・)(・ω・)(・ω・)


おっと失礼、当時の非常時の雰囲気がよみがえり、ついトゲトゲしい物言いになってしまったようだね。







過去の延長に現在があり、そして未来へとつづいていく。 過去の大地震を知ることとはすなわち、未来に起こる地震への備えとなるハズだ。 まったく同じ災害は起こらないけれども。


わたしたちは、運悪くも「千年に一度の大地震」に見舞われた歴史の生き証人だ。 だからこそ折に触れ、みんなで少しでもそれについて語っていきたいものですね。


(つづく)


※この文章はブログ主の見解です。




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2019年3月9日土曜日

【サブカル/日本史】ウシジマくん完結と、ダークな歴史人物について!

サブカル/日本史コラム


☆サイト『ヤフーニュース』2019年3月4日の記事より
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190304-00000339-oric-ent


☝・・・『スピリッツ』に連載されていたマンガ『闇金ウジシマくん』が完結しましたね! わたしも興味深く読ませて頂きました。 今回は、この話を・・・。


(注意)ネタバレがあります。 『闇金ウシジマくん』最終話を楽しみにしているという方は、このブログを読まないでください・・・。







☆『ヤフーニュース』より


☝・・・いやいやー! 『闇金ウシジマくん』ですけど、ついに完結してしまいましたね! 個人的には「ビットコイン」をテーマとしたストーリーも読んでみたかったですが・・・連載が終了してしまって本当に残念です。


それはさておき、「ウシジマくん完結」は世間から注目されているようで、ネット系ニュースのあちこちで話題となっていましたね。


なかでも、その終わり方についてツイッターでは批判があったということですが・・・どこに批判の要素があったというのかしら?







ぽっと出の雑魚に、ウシジマくんがやられるワケねーだろ!







といった感想なのかな。 ま、そういった気持ちはわからないでもないけれども、最終回にも出てきたワード・「因果応報」といったことを作者の真鍋さんは描きたかったんじゃないのかな。 目には見えないけれども、確かに人間社会に働いている「世の中の摂理」というやつを。


そして、作者の真鍋さんはその「世の中の摂理」を主人公のウシジマくんにも作用させたのでしょう、特別扱いせずに。 結果、彼はああいったことになってしまいましたが・・・その代償として物語のリアリティーが増したように思います。


ウシジマくんの生死について、劇中ではハッキリと判明してはおらず、そのあたりは読者それぞれに委ねられているといったところでしょうか。 ああいった終わり方も、一つの終わり方としてアリなんじゃないかと・・・。


ただ、クライマックスに向けては登場人物みんなが「キレイなジャイアン」のようになっていって・・・w・・・そこらへんは なんかツボで、印象的でした。







(・ω・)(・ω・)(・ω・)


☆『闇金ウシジマくん』より


☝・・・それにしても、『闇金ウシジマくん』というマンガは、はっきり言ってオススメできるものではありません。 その劇中には毒が満ち溢れ、読後感は悪いと感じるからだ。 でもそのストーリーは刺激的であり、やっぱり気になって連載を見てしまう・・・そんな中毒性のあるマンガでしたね(ほめ言葉)。


そんな『闇金ウシジマくん』にはコピー/広告がつけられている。 その名も「国民的ダークヒーローマンガ」だとか。


そういえばここ最近・・・といっても数年以来かな? 「ダークヒーロー」という単語を巷でよく見かけますね! ダークヒーローの由来・本家本元はどうやらアメコミのようですが・・・。







(・ω・)(・ω・)(・ω・)


【ここから歴史の話題】


「ダークヒーロー」・・・。 それは日本ではあまり普及していない、聞きなれない言葉とイメージだ。







☆サイト『ピクシブ百科事典』より
https://dic.pixiv.net/a/%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%92%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%BC


☝・・・あらためて、ダークヒーローの意味・定義を確認してみると、ダークヒーローとは、


主人公の分類の一つ。受け手の主観によるが、所謂「人格者としての主人公像」から逸脱した主人公のこと (要点を抜粋、引用)


・・・となっている。







☆『Fate』シリーズより


☝・・・そして、その言葉はアメリカで生まれたものだから、その原イメージは「ビリー・ザ・キッド」や「アル・カポネ」といった、古き良き時代のアウトロー、マフィア系といった人物のイメージから生まれたものであり、アメリカの歴史と深くかかわっていると言えるだろう。


その点、我が国・日本ではどうかというと、アウトロー・マフィアといった線で考えれば、「石川五右衛門」、「清水次郎長」といった人物をまず思い出します。







☆『CR 清水の次郎長』より







☆『モンスト』より、石川五右衛門


☝・・・清水次郎長と石川五右衛門。


例に挙げてはみたものの、彼らが日本版ダークヒーローと言えるのか? と言われれば、彼らはどこか毛並みが違っていて、それはNOだと言うしか ほかにない。


なので、やはりここは、松永久秀や宇喜多直家といった、戦国の梟雄がダークヒーローとして妥当なところだろうね。







(・ω・)(・ω・)(・ω・)


☆『信長の野望』シリーズより


☝・・・讒言と毒殺の名手。 みなさんご存知、自爆自害の松永久秀さん。







☆『信長の野望』シリーズより


☝・・・敵対者はおろか、身内もバッサリ殺ってます。 そりゃ弟さんも用心して鎖を着込むワケだわ・・・宇喜多直家さん。







☆『信長の野望』シリーズより


☝・・・こんにちのイメージでは、ダークさはあまりありませんが・・・


ルール無視の武将代表。 ときには美少年の刺客も送ります・・・戦国のDQN筆頭、伊達政宗さん。







☆『信長の野望』シリーズより


☝・・・おっと、そういえばこのお方を忘れていました。


ふるった暴力は数知れず。 また、娘をダシにした騙し討ちの悪名からか、地元・佐賀でも人気はまるで無し。 でも仕方ないんです、当時のここいら一帯は修羅の国でしたから・・・龍造寺隆信さん。


と、このように、戦国時代はそのハードな時代背景のためか、ダークヒーローの定義に該当する武将、戦国大名が数多く登場している。







(・ω・)(・ω・)(・ω・)


それにしても、映画やコミックなど、一部メディアが「ダークヒーロー」を日本でも流行らせよう/定着させようと頑張っているようですが・・・、どうなんでしょうねえ。







☆NHK大河ドラマ『平清盛』より


☝・・・歴史人物の人気バロメーターとして有効な大河ドラマですが、基本的にダークであるとされる人物が起用されることは少数だ。 ここ10年では『平清盛』がそうでしたが、やっぱり人気はいまひとつでしたね。







☆NHK大河ドラマ『軍師 官兵衛』より


☝・・・『軍師 官兵衛』という大河ドラマもありましたね。


本来、黒田官兵衛とは、どちらかといえば腹黒の人物であるというイメージが強いと思いますが・・・けれども、NHKはこのドラマを制作するにあたって、徹底して、黒田官兵衛を心がキレイな智将として描いていましたね。 (晩年のあたりになってやっと、少し悪ぶってみせましたが・・・) 


・・・わたしが思うに、これは「闇を光に転換するという改ざんであって、秀吉にすべての負の側面を押し付け過ぎだと思う。


とはいえ、そんな小細工をしたのも「日本の大衆はダークヒーローをあまり好まない」という背景があるからで、そのあたりに情状酌量の余地はあるだろう。 ドラマはエンターテイメントであって、まじめな歴史研究とは存在意義が異なりますから・・・。


「判官贔屓」という言葉が象徴しているように、やはり日本ではダーティーとされる人物、あるいはアウトローやマフィアといった反社会的集団に属する人たちを嫌う傾向にあると言えるだろう。







(・ω・)(・ω・)(・ω・)


日本の大衆は基本的にダークヒーローを好まない。 このことは揺るぎないこととして、その一方で「〝吉川英二&山岡荘八史観”をルーツにした大河ドラマ観」に飽きてきた、といった人も多いのではないだろうか。


そこに、巷で見かけるようになった「ダークヒーロー」という言葉がある。







☆『信長の野望』シリーズより、織田信長


☝・・・最近、「実は優しかった」と言われることもある信長も、わたしは断然暗黒面が際立った正真正銘のダークヒーローだったと思うし、







☆『信長の野望』シリーズより、徳川家康


☝・・・勤勉・実直・忍耐という3ワードが似合う家康も、その生涯の折々において、暗黒面に魅入られた行動をとっている。 そのなかでも最もダークなのが 「妻殺し」 築山殿/瀬奈姫暗殺の一件だ。 どんな言い訳があるにせよ、戦国大名による妻殺しは、家康以外に例がないと言われている・・・。







☆『信長の野望』シリーズより、羽柴秀吉


☝・・・個人的に意外だったのが、秀吉である。 秀吉もさぞダークだったろう・・・と決めつけたうえで考えてみたものの、秀吉はそれほどダークではなさそうだ。


(戦場で非情な行動をとるのはやむを得ないとして)、彼が大勢の人間を殺すようになったのは天下の権を握ってからであり、統治上の必要性からあえて手を汚したという解釈が十分に成り立つからだ。 つまり、彼のジェノサイドは「あえてそうした」のであって、彼のもともとの属性は暗黒ではないということになる。


秀吉の明るさは天性のものであることと、それに寧々という名物女房の存在が大きいだろう。







なお、幕末の人物についてもいくつかダークなところを指摘しようと思ったけれども、いろいろな観点からそれは自粛しようかな。 孝明天皇暗殺説や明治天皇すり替え説などといった、いわゆるオカルト説となってしまいそうなので・・・。







(・ω・)(・ω・)(・ω・)


「闇金ウシジマくん完結」を皮切りに、駄弁りを展開してきましたが、長くなってきたのでこのあたりでお開きにしようかな。


「ダークヒーロー史観」というのも、案外面白いかもしれませんね。 とはいえ、アメコミ由来であるダークヒーロー像・・・、要は流行りものに乗っかるということで、それは野暮なことだとも言えるだろう。


ただ、歴史上の人物を、品行方正な人物としてのみ視ることを、わたしたちは飽き始めている。 これもまた、一つの事実だ。


そのことに言及して、今回はお開きとしますか。
(`・ω・´)ノシ


(つづく)


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2019年3月5日火曜日

【戦国ixa】「日ノ本燎原」の大殿について、好き勝手に駄弁ってみる!(後編)(ワールド4)

ixaコラム:経験0からのIXA!









関連する前回
https://exp0stargalaxy.blogspot.com/2019/02/ixa_28.html
「日ノ本燎原」の大殿について、好き勝手に駄弁ってみる!(前編)


(・ω・)(・ω・)(・ω・)


前回のつづきとなります。 今回も「日ノ本燎原」の大殿について、好き勝手に駄弁っていこうかな。









☝・・・斎藤道三さん!


通算3枚目ですね、そのなかでは一番若いキャラ絵といったところでしょうか。 説明文に「油売りの商人から美濃の国主まで登りつめた戦国の梟雄」とありますので、旧説の斎藤道三像ってことなんですね。


道三さん・・・槍の達人だと伝わっていますが、今回彼が手に持っているのは、どうみてもナギナタ・・・いや、青龍偃月刀? ですかねえ @@;







☆『ドラゴンクエスト』シリーズより


☝・・・脱線ですが、ここでちょっとツッコミを。 ・・・複雑な形状をした刃物って、本当に手入れが大変だと思うのです。 というのは、メンテナンスの一環として、刃物には砥石を使いますからね。 刃の形状が複雑な場合、それぞれの条件に応じて異なる砥石を複数用意しなきゃならず・・・。 しかも、砥石の目の細かさ(粒度)も使い分けないといけませんから(→ 荒研ぎ・中研ぎ・仕上げ研ぎなど、刃物の研ぎには複数の工程がある)・・・形状が複雑な刃物だと、そりゃあもう大変!









☝・・・そういえば、わが国の「日本刀」とは、研ぎや磨きといった技術も独特に、そして高度に発展したものだと聞いたことがある。


「ナタの重さにカミソリの切れ味」と高く評される日本刀とは、「研ぎ」や「磨き」の技術なしには成り立たなかったとも言われていて、技術的な観点からみても、刃物はシンプルな構造が一番良く、また美しいものであると日本ではそう思われてる。


『戦国ixa』をプレイするメインユーザーは10代といった若者ではなく、中高年の層だということらしいので・・・中二が喜びそうなゴテゴテとした刃物を、キャラクターにあえて持たせるのはいかがなものでしょうかw


ま、そのあたりはリアルとファンタジーのせめぎあいですよね。









☝・・・さて、今回の斎藤道三さんの固有スキル「蛇神轡銜:だしんくつばみ?」は槍/鉄足/器にかかる攻スキルで、発動15%、アップ率85%ということになっている。 また特殊効果として、「合流攻撃時は確率3倍」となるぞ。 合流で、まっとうな確率に大化けや!







(・ω・)(・ω・)(・ω・)




☝・・・新大殿・松平清康さん!


うーん。 この大殿もけっこう意外でしたねー! みなさんご存知、江戸幕府を開いた家康のお祖父さんと言われる人物です。 伝承のうえでは、傑出した統率力のある武将だと言われ、またエキセントリックな言行をする人物だったらしいですが・・・。


そんな松平清康さんと言う人物は、どうやら実在が疑われているらしいですね。 ・・・もちろん、家康の祖父にあたる人物が存在していたことは当然のこととして、問題なのはその言行・事跡といった伝承の数々だ。 どうやら、それらには史料的な信ぴょう性が低いようで・・・。


ま、要するに「東照大権現・家康公の祖父だから、どえらい人物だったハズだ!」というフィルターが掛けられ、フルスペック、かつドラマチックな人物として創作されているのでは?ということですね(超訳)。









☝・・・てゆうか! ・・・今期はまた、次から次へと珍奇な武器が登場しますねえ・・・




☝・・・こちらは「音叉」ですが・・・絵師の直良さんは音楽をやるのかな? あるいは運営さんから「コレをイメージした武器を描いて」と言われたのか・・・まあ、どうでもいいかw









☝・・・さて、松平清康さんの固有スキル「四海兄弟」は槍/弓/馬/砲にかかる攻スキルで、発動42%、アップ率72%という内容になっている。 さらに、特殊効果として「4部隊以下の攻撃で効果2倍」とあって、ほとんどの兵種に対応していて、なおかつ強いスキルとなっている。







(・ω・)(・ω・)(・ω・)




☝・・・今川義元さんです!


ほぉー・・・@@ 今期は少年姿での登場ですかー、なかなか可愛らしいですね。 義元さんの少年時代ということで、名前かぶりを回避するためにも「栴岳承芳」という名前の登場でも良かったかも・・・。









☝・・・さて、今回の今川義元さんの固有スキル「天幻神童」は槍/鉄足/器にかかる攻スキルで、発動100%、アップ率50%という内容になっている。


また、特殊効果として「部隊内の武将の攻撃力を3倍する(部隊長時限定)」というモノがついており・・・。


ええー! 縛りはあるものの、武将の攻撃力3倍、とな・・・。 覇天「天下五剣」足利義輝さんなんかと組ませたら、ベースの攻撃力が凄いことになりそうデスね・・・こいつは尖っている、面白いー! @@







(・ω・)(・ω・)(・ω・)




☝・・・北条早雲さん!


通算2枚目の登場ですが・・・ええ・・・なんですか、その牛マークの燃える棒は・・・。 「火牛の計」から採用したんだろうけれども・・・


ゴメンなさい、すごく・・・ダサいですw


(前期のキャラ絵はいい感じでしたのに・・・どうしてこうなったw)









☝・・・さて、そんな残念なキャラ絵の北条早雲さんの固有スキル「天纓燎火」は槍/弓/馬/器にかかる防スキルで、その実力は発動44%、アップ率60%ということだ。


さらに特殊効果として「(1×防御参加武将数)%を防御効果に加算」が加わり、盟主城などといった大人数での防衛向けとなっている。







蛇足です・・・


☆『漢和辞典オンライン』より


☝・・・こちらの漢字ですが、「エイ」などと読むようですね。 今期の大殿の固有スキルは、難しい読みの漢字が多用されています・・・ このペースでレア漢字が登場しづつければ、ixa民はそのうち漢検1級取れちゃうかもね・・・。







(・ω・)(・ω・)(・ω・)




☝・・・新登場、蘆名盛氏さんです!


ほぉー・・・@@ わたし的に、この大殿が今期一番の大穴だったかな。 『信長の野望』シリーズでも、それなりに能力値の高い武将/大名だとは思っていましたが・・・「戦ほど面白いものはない」といった手紙を残した人物だったのですね、なんだか興味が湧いてきます。


さて、そんな蘆名さんのキャラ絵は ハゲ ということで、一部ixa民ハゲキャラ愛好家たちから熱い声援を受けているようだ。 わたし的には、頑固な魚屋のおっちゃんのよう
に見えますけどね・・・手に持ってるピックで冷凍マグロを引っ掛けたりして。 てゆうか、「スーパーボランティアの尾畑さん」にも見えなくもない・・・?









☝・・・さて、こちらはウィキペディアに掲示されている蘆名盛氏さんの肖像。 うーん、この画を見る限りでは、いちおう、髪の毛はあるにはあるようですねえ・・・w









☝・・・さて、そんな蘆名盛氏さんの固有スキル「悠久天戦」は、弓/器/炮烙にかかる攻スキルで、確率50%、アップ率60%という内容となっている。


そして、特殊効果が面白いことになっていますね!? 「敵部隊長一人の初期スキルを無効化する(小隊長時・攻撃時のみ発動)」ということで、マネマネ系防部隊をけちょんけちょんにやっつけられそうな特殊効果じゃないですか! こいつはすごい、欲しいー!







(・ω・)(・ω・)(・ω・)




☝・・・新大殿・伊達晴宗さん!


ほおー・・・政宗以前の伊達家登場ですが・・・晴宗さんの登場となりましたね。 キャラ絵は・・・至極まっとうな感じですねー!


そんなixaゲーム中の伊達晴宗さんといえば、「天文の大乱」をネタにした選挙候補者といったキャラクターになっているようだ。 うーん、このネタ(演出)・・・、こちらも今一つといった感じですね・・・。 @@







☆『信長の野望』シリーズより、伊達稙宗


☝・・・ところで、わたし的に大殿としてふさわしんじゃないの? と思ったのは晴宗ではなく、その父である稙宗の方だ。 この人物は戦国伊達家中興の祖と言われていますから・・・。 今回の「日ノ本燎原」は細川晴元さん、北条早雲さんが登場するなどといった時代観であるようですし、その感覚でいえば稙宗さんの方が良かったんじゃないのかな。









☝・・・さて、新天・伊達晴宗さんの固有スキル「睥睨ノ竜団」は全攻スキルであり、発動37%、アップ率は70%となっている。


そして特殊効果として「自軍内で同兵種を指揮している武将数×2.5%を攻撃効果に加算」が加わり、兵種を統一すればさらなる攻撃力アップが見込まれる。 仲間との打ち合わせは面倒ですが・・・兵種を統一して合流したときの、効果はばつぐんだー!







(・ω・)(・ω・)(・ω・)




☝・・・と!いうことで、今期「日ノ本燎原」の大殿について好き勝手に駄弁ってきましたが、以上で言いつくしたのかな。


それらの大殿のラインナップ/顔ぶれを見てみると、やはり「日ノ本燎原」という世界観は信長の一世代前、といったイメージで作られているようですね。


ただ、「信長の一世代前の時代」といえば、









☝・・・武田信虎さんや長尾為景さんをはじめとした、魅力的なパーソナリティーの大名が今回登場していないので、そのあたりは今後に期待と言った感じですね。


おっと、そろそろ内政ポチポチしないと・・・それでは!
(`・ω・´)ノシ


(つづく)




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